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猫を飼う際のお願い

はじめに

NOVA ERA は、猫とあなたの新しい時代。
猫はあなたと出会って
あなたは猫と出会って
新しい、より良い時代を築いて欲しいと思っています。
 
猫は生き物です。
カバンやアクセサリーを買うのとはわけが違います。
生きているのです。
 
生涯大切にお世話してあげてください。
 
そのためにも
【完全室内飼】【避妊・去勢】【定期ワクチン】
をお約束頂かない方にはお譲りできません。
 
猫が健康であることは
猫にとっても
あなたにとっても
幸せなことだと思っていますので
 
『知らなかった』
 
と後悔することのないよう、
素敵な猫との生活を築いていただけるよう
少し長いですが、
お話させていただきます。

【完全室内飼】について

家の外には『危険』がたくさんあります。
 
交通事故により、
負傷、ひどい場合は、亡くなってしてしまうかもしれません。
 
猫同士の喧嘩で、
負傷したり、病気に感染したりするかもしれません。
 
また、すべての人が猫好きとは限りません。
猫にイタズラしたり、虐待したりするかもしれません。
 
お庭におしっこやうんこをしていったら。
猫が好きな人でも、良い気はしませんよね?
愛猫が知らずに迷惑をかけていることもありえるのです。
 
『うちの子に限って』は通用しません。
 
私が愛玩動物飼養管理士の資格を取った際にも
猫の完全室内飼を推奨していました。
 
『猫はおうちの中で飼育する』が
当たり前になる時代が早く来てほしいですね。

【避妊・去勢】について

避妊・去勢は
これ以上『野良猫』を増やさないためです。
先ほども書きましたが
すべての人が猫好きではありません。
野良猫による発情時の行動や、糞尿のトラブルを
少しでも減らすためには
『これ以上増やさないこと』につきます。
 
また、食べるものがなく飢えて死んでしまったり、
過酷な状況の中生き延びなければならない
不運な子たちを少しでも減らすためでもありますし、
交尾・喧嘩による病気の拡散を抑えるためでもあります。
 
『外に出さないから大丈夫』
 
そうとも限りません。
発情時の鳴き声などで近隣のおうちに
ご迷惑をおかけするかもしれません。
猫にとっても発情は大きなストレスになります。
また、避妊及び去勢手術をしない猫は
子宮・睾丸の病気にかかりやすいことがわかっています。
 
愛猫の健康のためにも
避妊及び去勢手術は必ず行ってあげましょう。
発情がくる前に手術してあげるのがベストです。
オス、メスともに生後6ヶ月から手術可能ですので
その頃に、獣医さんと相談しましょう。

【定期ワクチン】について

動物病院によって異なりますが
猫のワクチンの種類には
■猫汎白血球減少症
■猫ウイルス性鼻気管炎
■猫カリシウイルス感染症
に対する3種混合ワクチンと
それに
■猫クラミジア感染症
■猫白血病ウイルス感染症
に対する2種のワクチンが追加された
5種ワクチンがあります。
(さらに2種を追加した7種もあります)
また、別で
■猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)
に対するワクチンがあります。
 
これらの病気は重症化すると
命を落とす危険のあるものです。
(詳しい病状は各々お調べください)
 
猫が外へ出ると病気の感染リスクがあがります。
すでに感染している猫との接触はもちろんのこと、
飼い主である私たちが
ウイルスを運んでくることもありえます。
 
『室内飼だから大丈夫』
ではありません。
 
ワクチン接種で、しっかりと予防してあげましょう。
 
完全室内飼であれば、3種混合でよいかと思いますが
リードをつけてお散歩をする、
すでに感染している猫と飼い主が接触する機会が頻繫にある、
などの状況であれば
5種混合やエイズワクチンの追加をおすすめします。
 
ワクチンには副反応として
体調不良やアナフィラキシーなど、
少ないですが報告があります。
 
ワクチンの種類や、副反応の説明など
獣医さんとしっかり相談して、決めてくださいね。

【飼育環境】について

最低限必要な設備
 
■夏は涼しい、冬は暖かい空調
エアコンの設定温度は
夏は27℃~29℃、冬は23℃~25℃
を目安にしてあげてください。
人間の赤ちゃんがいると思って
空調を気にしてあげればと思います。
 
■キャットタワー
猫は高いところに登ることを好みます。
キャットタワーでなくとも
今はおしゃれな棚などありますね。
子猫やシニアなどは
あまり高くすると危険ですので
猫ちゃんの年齢や性格にあわせて用意してあげてください。
 
■トイレ
システムトイレ(すのこ式トイレ)が
採尿のしやすさや管理のしやすさでおすすめです。
私個人と致しましては、
網目の部分が汚れが気になるので、固まるトイレです。
 
■爪とぎ
爪とぎ付のキャットタワーがない場合は
別で爪とぎを用意しましょう。
生後1ヶ月から爪とぎをはじめるといわれています。
大事なお部屋で爪をとがれる前に設置しましょう。
 
■おもちゃ
ボールなどのおもちゃでも
人間と一緒に遊ぶおもちゃでも。
興奮のさせすぎは注意です。
また、長い棒やヒモなど、事故のもとですので
使用しない場合は猫の届かないところに片付けましょう。
 
■寝床
猫用のかまくらでもクッションでも。
人間のお布団でもかまいません。
 
■キャリー
病院に行く際に必要になります。
 
■ケージ
ケージがあると災害時や安静にさせたいときなど
大変便利です。
 
■新鮮なお水
お水はこまめにかえましょう。
 
■フードについては次の項目で説明します。

【フード・おやつ】について

猫専用のフードを与えてください。
人間の食べ物を与えるのはやめましょう。
昔のテレビや漫画などで
牛乳を与えるシーンなどがありますが
体調を崩しますので、絶対にやめてください。
特に子猫の場合、症状が重いと下痢によって亡くなります。
 
猫は犬と違って
『置き餌』ができる動物ですが
置き餌は衛生上よくないことや、
食べ付きのムラなどに気づきにくいことなど
気になることが数点ありますので、
止むを得ない事情を除き
置き餌はしないようにお願いしています。
 
朝晩の2回、フードの規定量で与えてください。
(生後2ヶ月など3回与えたほうがいい場合もありますので
身体の大きさや成長状況を見て調節してくださいね)
あまりにも水を飲まない子は
ウェットフードも検討してください。
私個人の意見ですと、ドライだけで大丈夫だと思っています。
 
おやつですが
基本的には与えなくて良いと思っています。
特別な日のご褒美程度にしておきましょう。

フードと体調管理

猫のフードといっても色んなメーカー、種類がありますよね。
こちらの項目では私の経験も踏まえて書きたいと思います。
 
まず猫のフードは
ライフステージに沿って与えてください。
おおむね、
ベビー(幼猫)
キトン(子猫)
アダルト(成猫)
シニア(老猫)
にわかれてると思います。
 
生後3ヶ月~生後1年がキトン期と
されていることが多いと思いますが
生後6ヶ月頃に避妊去勢手術をしましたら
そこからはアダルトのフードで大丈夫です。
またアダルトの中でも
『避妊去勢後』『体重管理/ライト』などを
選ぶと良いでしょう。
シニアフードには7歳頃から切り替えていきましょう。
 
フードのメーカーは、賛否両論あると思います。
なので。
私の個人的な考えを書きたいと思います。
 
猫を飼うにあたって知って欲しい病気があります。
【慢性腎不全】です。
一度は調べてみてください。
 
どんなメーカーのフードを食べても
健康な子もいれば、病気になる子もいます。
 
ここで少し想像して欲しいのですが。
 
『もし、自分の猫が病気になってしまったら。』
 
仕方ないと割り切られる方もいるかもしれませんし
なにがなんでも治してあげたいと思う方もいるかもしれません。
病気にさせてしまったと後悔するかもしれません。
 
私は非常に後悔をしました。
病気にならないようにするために
もっと何かできたのではないかと思いました。
 
その悲しい体験から、
次の猫たちにしてあげられることを考えた結果、
『毎日食べるフードは妥協しない』ことを決めました。
 
先ほども書きましたように、
同じフードを食べていても
健康な子もいれば、病気になる子もいます。
それでも
少しでも身体に負担にならないフードがあるなら
そのフードを食べさせてあげたい。
そう、思っています。
 
たくさんのメーカーが
たくさんのフードを出しています。
私も日々勉強です。
あなたがもし
猫の健康について、猫のフードについて、
まじめに考えるのあれば。
ぜひ、ご相談ください。
私も一緒に考えて
あなたと猫に合ったフード選びのお手伝いをします。

さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
長々と書きましたが
根本的には、
愛情をたくさんそそいであげましょう
という話です。
猫のことを知れば
さらに愛情をそそぐことができるでしょう。
 
あなたとあなたの猫が
最後のひと時まで幸せに過ごせるよう
 
心よりお祈り申し上げます。
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